診療科目

緑内障検診

緑内障ってどんな病気なの?

視神経という部分が傷んで、物が見える範囲(視野)がゆっくりと狭くなっていく病気です。

正常(極初期) ブエルム暗点(初期)
ブエルム暗点
視野狭窄進行(中期) 耳側残存視野(末期)
視野狭窄進行 耳側残存視野

視神経ってどんな役割をしているの?

網膜に写し出された視覚の情報は視神経を通って脳に送られます。網膜で得た情報を最終的に脳で見ています。視神経は脳と網膜をつなぐケーブルの役割をしています。網膜が正常でも脳に見えた物の情報を送る視神経が傷んでしまうと物を見ることができません。

何が原因で視神経が傷んでしまうの?

眼の中の圧力(眼圧)が上がると視神経が圧迫されて傷んでしまいます。視神経のつけ根である視神経乳頭には、正常でも小さな凹み(陥凹)があります。視神経が障害を受けると視神経乳頭が大きく凹んでしまう陥凹拡大という変化がみられ視野障害がおこります。

何で眼圧が上がるの?

眼圧は角膜と水晶体の間にたまっている透明な栄養液(房水)の作られる量と出ていく量のバランスによって一定に保たれています。しかし栄養液(房水)が出ていくところ(隅角)が狭かったり、その奥にある隅角線維柱帯の働きが悪くなるとうまく栄養液(房水)が流れていかず眼圧が上がります。

緑内障の種類

開放隅角緑内障

房水の出口である線維柱帯が徐々に目詰まりし、眼圧が上昇します。ゆっくりと病気が進行していく慢性の病気です。

閉塞隅角緑内障

隅角が狭くなり、ふさがって房水の流れが妨げられ(線維柱帯がふさがれて)、眼圧が上昇します。慢性型と急性型があります。

緑内障はどうやって治療するの?

一度欠けてしまった視野は現在の医学では取り戻すことはできません。眼圧を目薬で下げ、視神経が傷むのをおさえ、視野が欠けないようにします。すでに視野が欠けている場合は今以上に視野が欠けないようにします。緑内障の目薬は非常に重要です。決められた回数をきちんと点眼してください。

目薬で眼圧が下がらない時はどうするの?

レーザーや手術で栄養液(房水)の通り道を作ります。

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