診療科目

眼瞼下垂手術

眼瞼下垂手術について

日帰り手術になります

眼瞼下垂の手術は日帰り手術です。診察時に手術日を決めます。

術後は定期的に通院が必要です

眼瞼下垂の手術後は安静が必要です。また、手術後は定期的に通院が必要になります。約1週間後に抜糸します。

眼瞼下垂

上まぶた(上眼瞼)は眼瞼挙筋とミュラー筋という2種類の筋肉が働くことで持ち上がります。

主に働くのは眼瞼挙筋です。眼瞼挙筋は腱膜という組織を介し、まぶた(上眼瞼)につながっています。

眼瞼挙筋、腱膜、眼瞼挙筋をつかさどる神経などに異常があるとまぶた(上眼瞼)が開きにくく垂れ下がってしまいます。眼瞼下垂といいます。後天性と先天性があります。

後天性眼瞼下垂

後天性眼瞼下垂にはいろいろなタイプがあります。

老人性眼瞼下垂

眼瞼挙筋と上まぶた(上眼瞼)をつないでいる腱膜が薄くなり、まぶた(上眼瞼)から離れてしまうことでおこります。両眼におこることが多いです。

動眼神経麻痺

眼瞼挙筋は動眼神経につながっています。この動眼神経に麻痺がおこると眼瞼挙筋が働かなくなってしまい、眼瞼下垂がおこります。眼瞼下垂の他にも眼球の動きが悪くなり、物が2つに見えることがあります。片眼におこることが多いです。

重症筋無力症

眼瞼挙筋と動眼神経をつなぐ部分(神経筋接合部)の異常により眼瞼下垂がおこります。眼瞼下垂が目立つ時と目立たない時があります。症状が動揺することが特徴です。通常は両眼におこります。

その他

  • ハードコンタクトレンズの長期使用
  • 外傷
  • 眼の手術の合併症
  • アトピー
  • 花粉症

上記が原因で眼瞼下垂がおこることがあります。

先天性眼瞼下垂

先天的な眼瞼挙筋の発育不全が原因です。子供の眼瞼下垂の多くがこのタイプです。片眼性でかつ瞳孔が完全に隠れている強度下垂の場合は視力の発達を妨げ弱視になることがある為、早期の治療が必要です。

どんな症状が出るの?

  • 上方の視野が狭くなる→見えにくくなる。顎を上げて物を見る癖がつく。
  • 肩こり、頭痛。
  • 瞼が重く感じる。

治療法は?

眼瞼挙筋の力が残っている場合は腱膜を眼瞼挙筋につなぎ直す手術を行います。まぶたの形を整えるために眼の周りの脂肪やまぶたのたるみを同時に除去する場合もあります。神経が麻痺していたり眼瞼挙筋の力(作用)がなくなっている場合は、まぶたと額の筋肉をつなぐ手術を行います。

手術の合併症は?

大きな腫れが1週間程続きます。小さな腫れは1か月程続きます。内出血がおこります。術後早期に異物感、まぶたが張っている様な感じがすることがあります。

お問い合わせ

電話番号 0568-83-0008

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