先進医療施設に認定されました

当院は、多焦点眼内レンズの先進医療施設に2014年10月に認定されました。

先進医療施設として認められるには、多焦点眼内レンズを自費で15例以上行っていること、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術の経験年数1年以上、眼科専門医であること、視能訓練士が常勤としていること、その上で厚生労働省に申請し許可を得ることが認定条件になっており、厚生労働省に申請し許可を得ることが認定条件になっております。

尚、日本全国に眼科を標榜している病院、クリニックは約8,000施設あり、先進医療施設として認められているのは、約370施設です(2014年10月現在)。

当院は愛知県で24番目春日井市では初めて認定されました。

先進医療施設に認定された事で、白内障手術を受けられる患者様が多焦点眼内レンズを選択された場合、生命保険などで先進医療特約があると手術料が全額支払われる場合があります。

多焦点眼内レンズについて

眼内の水晶体が加齢により混濁して視力低下をきたすのが白内障です。

白内障手術は、この混濁した水晶体を超音波で乳化吸引して取り除きます。

1. 眼球を切開し、水晶体の前嚢を切り取ります。

2. 水晶体の核と皮質を超音波で砕き、吸引して取り出します。後嚢とチン小帯は残します。

3. 残した後嚢の中に眼内レンズを挿入します。

この白内障手術の際に使用する「眼内レンズ」には「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」があります。

単焦点眼内レンズは、ピントの合う範囲が1点しかありません。そのため例えば、遠方にピントを合わせた単焦点眼内レンズを挿入した場合、近くを見る時に眼鏡が必要になります。逆に近方にピントを合わせて単焦点眼内レンズを挿入した場合、遠方を見る時に眼鏡が必要になります。

多焦点眼内レンズを挿入すると、遠方も近方も両方ピントが合うためほとんどの場合、眼鏡が必要なくなります。

それぞれのレンズの見え方の違い

従来単焦点眼内レンズ

近方に合わせた場合 遠方に合わせた場合

多焦点眼内レンズ

遠方と近方にピントが合います

単焦点眼内レンズは健康保険が適用され、多焦点眼内レンズは健康保険適用外なのですが、冒頭に書きましたように、当院は多焦点眼内レンズの先進医療施設に認定されましたので、金額面でのデメリットも緩和しました。

更に詳しくお知りになりたい場合には、当院スタッフまでご遠慮なくご相談下さい。